■まず、ご報告です。
先週末12月20日(土曜日)に、大阪にてエフピーネット社主催の「トレードセミナー」を無事行うことが出来ました。
セミナー終了後は、懇親会を兼ねて忘年会を皆様と楽しみことも出来ましたこと、深く感謝致します。
さらに、翌21日(本日、日曜日)には、マネースクウェアジャパン社主催の「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」のセミナーも行うことも出来ました。
数多くの方に参加して頂きましたこと、改めて感謝申し上げます。
いずれのセミナー終了後にも、参加頂いた多くの方から、「非常に分かりやすかった」とのコメントを頂戴し、やはり、書き言葉で伝わらないものでも、実際にセミナーにて御説明することで、理解度が大きく高まることを知り、セミナーの意義を改めて感じた次第です。
今後も、このような機会を増やすことが出来るように努めたいと思います。
続いてのご報告は、私が今年の6月13日に行いました「リアルタイムトレードコーチングセミナー」のDVDが完成致しましたが、ご好評を賜っております。
平日の夜にセミナーを行うことで、実際に相場が動いている最中での「リアルタイム」でのセミナーが可能となり、その内容を収めたものであることから、実際のマーケットの中で臨場感溢れる格好で「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」の使い方が手に取るようにご理解頂けると思っております。
「マーフィーのリアルタイム・トレード・コーチング・セミナーDVD」
(2008年6月13日開催分 簡単なPDF資料付)
一般価格 15,000円(税込・送料込)
http://www.xfine.info/dvd/mur/
会員の皆様は会員特別価格 12,000円(税込・送料込)で購入できますので
よろしければ、会員になってください。
マーフィーの実践トレードコーチング有料掲示板&メルマガ
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さて、続いて本題のマーケットです。
今回のメルマガでは、今後多くの通貨ペアの方向性を決める上で重要なリーディングカレンシーとなると思われるドル円相場に絞って、特に時間分析(日足、週足)の観点からレポートさせて頂きたいと思います。
■まず、先週のドル円相場は、先々週末の動きを引き継ぐ動きとなりました。
現状分析ですが、米上院で自動車救済法案を巡る交渉が決裂したため、ドル円相場がそれまでの最重要サポートであった90.87円をブレイクした12月12日以降、執拗なドル売り円買いの流れが続いています。
私自身、10月24日の安値である90.87円は、週足時間分析の観点から、極めて強いサポートと読んでいただけに、そのレベルを一気にブレイクして以降は、自らの相場観、シナリオの構築に時間を要しました。
そもそも、10月24日の安値を付けたタイミング(日柄)は、日足、及び、週足時間分析から、非常に重要な「変化時間帯」でした。
以下に、その理由をご説明、おさらいをしてみたいと思います。
■2007年の高値である124.14円を付けて以降、最初の押しの安値であった111.60円を付けた8月17日の週から今年3月の安値である95.77円を付けた週まで32週を要しました。
そして、この3月の安値を付けた週から10月24日の安値90.87円を付けた週までの時間が同じく32週でした。
安値(ボトム)から安値(ボトム)までの時間が32週というタイムサイクルが2回連続となったわけです。
同じ時間を経過すること自体、「対等時間」と言って、重要な「変化時間帯」を意味します。
「対等時間」を発見することは、相場の変化(転換、もしくはトレンドの加速)を予測することにつながります。
なお、この「32週」という時間における「32」という数字自体、重要な数値です。
「9」「21」「26」「42」などと同様に、「32」は重要基本数値として、注目すべき数値であるわけです。
その重要な数値を「対等時間」という格好で、達成した10月24日の週は、「変化時間帯」として、相場がトレンド加速、もしくは転換(今回の場合はドル上昇に転じる)する可能性が高いことを示していたのです。
ところで、週足ベースでみて、先週という時間は、短期週足分析の観点から、注意すべき時間帯であったと考えられます。
理由は、安値90.87円を付けた10月24日の週からカウントして、9週目に応答していたことです。
先ほど列挙させて頂いた重要基本数値の一つである「9」が出現したわけです。
ということで、週足での「変化時間帯」に合致したと見なされることから、当面の安値を付けた可能性を示唆しているとも読めそうです。
ただ、あくまで変化時間帯の候補であるということで、実際のトレードに際しては、スパンモデル等で買いシグナルが出現するのを待つことは言うまでもありません。
実際のところは、直近、12月19日ニューヨーク市場終値時点にて、60分足スパンモデルにてドル買いシグナルが点灯中であり、今週(22-26日)の動きが注目されるところです。
■続いて、日足ベースの時間分析を行ってみたいと思います。
戻り高値110.67円を付けた今年8月15日以降の動きに注目してみたいと思います。
戻り高値124.14円を付けた8月15日以降、26日周期で相場が変化しているのが見てとれます。
まず、最初の26日目は、9月19日であり、戻り高値108.04円を付けました。
次の26日後に10月24日であり、ご存じの通り、ドル安値90.87円を付けました。
続いて26日経過した日柄は11月28日、週末金曜日でした。
この日は、非常に小さなレンジのローソク足が出現しました。
一日の高値と安値の間のレンジが小さい「コマ」と呼ばれるローソク足は、次に大きな動きになることを示唆していました。
そして、翌日である翌週初月曜日である12月1日に相場は大きく下放れました。
それ以降、ドルは続落し、ついに12月12日に及んで、最重要サポートポイントであった10月24日の安値90.87円を下回るに至った後、12月17日に安値87.13円を付けたわけです。
尚、この安値87.13円を付けた12月17日は10月24日に最初の安値90.87円を付けて以降の戻り高値である100.56円を付けた11月4日からカウントして32日目に応答しているのが分かります。
また、安値90.87円を付けた10月24日から39日目でもあります。
39日は、重要基本数値で「42」には3日足りませんが、近似値となっていると判断出来ます。
さらに、高値110.67円を付けた8月15日から12月17日まで89日経過しました。
89日という数値は、「フィボナッチ数」として重要な数値でもあります。
以上から、12月17日と日柄は、日足分析、及び週足分析から判断して、意味のある時間帯であったと言えるわけです。
このように、12月12日に、それまでの重要サポートであった90.87円をブレイクし、急落したドル円相場ですが、その後87.13円まで下げて、結局、先週は、88.30円にて越週しました。
果たして、今週(12月22-26日)に、続落して、新安値を更新するのか、それとも、反転、上昇するのか、時間分析の観点からも注目すべき日柄を迎えた後の相場だけに、特に注目したいと思います。
繰り返しになりますが、実際のトレードでは、「スパンモデル」、「スーパーボリンジャー」を特に60分足ベースの動きに注意を払うことによって、売買のタイミングを確認しつつエントリーしたいと思います。
具体的には、私の毎日のマーケットコメント(ドル円、ユーロドル、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円、NZドル円、スイス円、カナダ円)をお読み頂ければ詳細をお分かり頂けると思います。
以上です。