20110127EURJPY H Span Model.GIF
今週は、具体例としてユーロ円相場を取り上げて、連続してご説明しています。
添付のチャートは、本日27日午前10時00分現在のユーロ円相場の60分足スパンモデルです。
右円枠内が示す通り、直近の動きを見ると、サポートゾーンが出現していることから、スパンモデル上のシグナルは、ユーロ買いシグナルとなっています。
ところが、実勢レベルローソク足はサポートゾーン上限ライン(青色ライン)を下回って引けていることが見てとれます。このように、サポートゾーンが出現して、買いシグナルが点灯していても、ローソク足終値がサポートゾーン上限ラインを下回って推移すること自体、相場の上昇力が弱いことを教えてくれています。
そして、左円枠内が示す通り、遅行スパン(紫色ライン)は、実態ローソク足に絡まって推移しています。つまり、相場が、揉み合い、レンジ相場の地合いにあることを教えてくれているわけです。
上記より、現在のユーロ円相場は、トレンド性に欠ける展開であり、目先はレンジ、揉み合い相場の地合いにあることを示唆しています。
このように、スパンモデルのゾーンの各ライン、特に、青色ラインとローソク足の位置関係、そして、遅行スパンとローソク足の位置関係をチェックすることで、買い優勢か、売り優勢か、揉み合いなのか等々が分かります。単に色の変化だけではない、判断基準を覚えて頂くことをお勧めします。
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