添付のチャートは、6日午前10時05分現時点でのユーロ円相場の60分足スパンモデルです。
引き続き、サポートゾーン(青色ゾーン)が出現しており、ユーロ買いシグナルが点灯し続けています。そして、直近の実勢ローソク足は、サポートゾーン上限ラインを上回って推移しており、続伸しているのが見てとれます。
ここで、円枠内に注目して下さい。
遅行スパン(紫色ライン)がローソク足に絡んで推移した後、上方向に放れた様子を示しています。昨日のレポートでも申し上げた通り、遅行スパンとローソク足の位置関係は極めて重要な判断材料です。
青色矢印は、しばらくローソク足と絡んで推移した後、上方向に放れたタイミングです。つまり、それまでの揉み合い相場から上昇トレンドに入ったことを示したわけです。
今後の動きについては、実勢ローソク足とサポートゾーンの位置関係、そして、遅行スパンとローソク足の位置関係の確認、判断が決め手となります。すなわち、サポートゾーン上限ラインをキープしている限りは、ユーロ上昇トレンドが続きます。また、遅行スパンが陽転している限りは、基調としてのユーロ上昇トレンドが続くことになります。
尚、相場は「一筋縄にはいかないのが普通」ですが、「ここぞというタイミング」を判断する根拠を押さえておけば落ち着いて相場の変化を捉えることが出来ます。