添付のチャートは、20日午前10時00分現時点でのドル円相場の60足スパンモデルです。
昨日来、遅行スパンの見方を学ぶ上で格好のサンプルとなっているようです。
直近のドル円の動きは上値重くなっています。つまり、円枠Ｄ内が示す通り、実勢レベルがサポートゾーン内にて推移しているからです。ここで注目すべきは、円枠Ｃ内の遅行スパンの位置です。
すなわち、遅行スパン（紫色ライン）はローソク足に沿って推移しています。それまでの陽転継続の状況から、ローソク足に絡む動きに変化しているものの、陰転には及んでいないことが見てとれます。と言うわけで、基調としてのドル買い優勢局面には変化ないと読みとるわけです。
尚、昨日も、ドル上値の重い局面がありました。円枠Ｂ内をご覧下さい。ドル円実勢レベルがサポートゾーンを下回る局面があったことが分かります。
この局面における遅行スパンの位置は、円枠Ａ内です。すなわち、遅行スパンはローソク足を下回ったものの、ゾーンに支えられていることが分かります。このように、遅行スパンはローソク足との位置関係が最重要ですが、それに加えて、ゾーンとの位置関係もチェック、判断する方法を覚えておくと、大局観を把握する上でとても有効です。
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