添付チャートは、1日午前9時45分現在のドル円日足スパンモデルです。
昨日、大規模為替介入が入ったことで、ドル大幅上昇しましたが、NY市場の終値は78.16円と押し込まれた格好で引けています。その為、市場では、ドルベアセンチメントが根強く残った状態となっています。
そこで、改めて、日足ベースのドル円スパンモデルをチェックすることで、大局観を把握してみたいと思います。
チャート内、右円枠内の遅行スパン(紫色ライン)の推移に注目して下さい。ローソク足を一気に上抜けています。つまりは、陽転したことを示しています。もっとも、レジスタンスゾーン上限レベルを完全に抜き去ったかどうかは微妙なところです。
ところで、左円枠内で示される通り、直近で、遅行スパンが陰転したのは、今年5月初旬以来のことだということが分かります。それ以来、ローソク足に絡む場面はあっても、陽転するには至っていませんでした。
と言うわけで、今回の介入が成功したかどうかについて、様々な議論がされており、そう簡単にドル上昇とはいかないとは思いますが、こと、日足ベースの遅行スパンを見る限りは、相場地合いの変化を示唆するものではあります。
今後、中長期のドル上昇トレンドに入るかどうかの判断は時期尚早ですが、遅行スパンの位置関係は、頭の隅に入れておきたい情報です。
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