20111115 AUDJPY H Span Model.GIF
添付チャートは、15日午前9時30分現在の豪ドル円相場の60分足スパンモデルです。
昨日の続きとして、ご紹介しています。
豪ドル円は、青色矢印が示す通り、一旦は買いシグナルが点灯したものの、東京市場オープン後は、じりじりと値を下げ、サポートゾーン上限ラインを下回り、さらに下限ラインをも下回りました。
さらに、遅行スパンは、一旦陽転した上、レジスタンスゾーンを上回る場面も見られ、本格上昇を示唆する格好となりましたが、その後、ゾーン内に入り、さらに、ローソク足にも支えられる下方ブレイク(陰転)しました。
つまりは、相場が乱高下する中にあって、シグナルが逆指標となったわけです。確かに、レンジ相場、揉み合い相場においては、スパンモデルの売買シグナルは刻々と変化し、また、逆指標、すなわち、逆相関となる確率が高まります。
実際に日足ベースのスーパーボリンジャーで豪ドル円の動きを見ると、遅行スパンはローソク足に絡み、また、実勢レベルはセンターラインとマイナス1シグマラインの間での推移となっていること、センターライン方向もフラット化していることで、確かに、レンジ相場であるとの見方が出来そうです。
その意味で、昨日の買いシグナルは、結果として、逆指標となりやすい点を頭に入れておくべきとの解説を入れておくべきだったと反省しています。
尚、直近で点灯している売りシグナルについても、レンジの地合いに発生しているということで、売りシグナル点灯時の安値を下回るまでは、逆指標となる確率が高いと読むのが無難です。
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