本日も、昨日に続き、ドル円相場を具体例として取り上げます。
添付チャートは、午前8時20分現在のドル円(USD/JPY)60分足スパンモデルスペシャルです。
(スパンモデルスペシャルについては最後部をご参照)
以下、現時点での、幾つかの判断ポイントをご紹介します。
<<要点>>
ドル円相場は、60分足スパンモデルスペシャルにて、既報の通り、昨日のブル・ベアの分岐点を経て、ドル戻り高値を付けた後の反落の動きとなっています。今後、本格下落トレンド入りするかどうか、特に、赤色スパンの向きの変化が生じるかどうかを注視したいところです。
<<幾つかの判断ポイント>>
■赤色スパンは上向きに変化していますが、既報の通り、目先の高値を付け、「広義の逆行パターン」となってドル反落したことが確認できます。
■遅行スパンは、ローソク足やゾーンの下方を推移、陰転しており、ドル売り優勢を示しています。(中期トレンド方向、基調トレンド方向)
■スパンモデルシグナルは、ドル買いシグナルが点灯していますが、既報の通り、シグナル点灯後に付けた高値119.42円を終値ベースでブレイクすることなく、典型的な「逆行パターン」が継続しています。
■実勢レベル(60分足)終値は、青色スパンを下回って推移しており、短期的に見て、ドル軟調な展開を示しています。(短期トレンド方向)
■短期的なトレンド方向やモメンタムを教えてくれるスーパーボリンジャーでは、現在、60分足終値がマイナス1シグマラインの下方を推移しており、ドル本格下落トレンドと判断します。(短期の判断)
<<今後の注目ポイント>>
■60分足終値がマイナス1シグマラインや青色スパンの下方を推移し続けるかどうか注目です。そして、既に、遅行スパンは陰転していますが、さらに、今後、赤色スパンの向きが下向きに変化することで、中長期のドル本格下落トレンド入りにつながるかどうか、注視したいところです。
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★スパンモデルスペシャルとは、スパンモデルとスーパーボリンジャーを併せたものです。尚、添付のチャートは、通常のスパンモデルに、センターライン(薄青色ライン)、プラス・マイナス1シグマライン(緑色ライン)、プラス・マイナス2シグマライン(オレンジ色ライン)、プラス・マイナス3シグマライン(水色ライン)だけを追加した簡易型のスパンモデルスペシャルです。