20110614EURUSD H Span Model.GIF
ここ最近のユーロドル相場の変動率は高く、チャートの見方をご説明する上で、格好の具体例となりますので、続けて採り上げてます。
添付のチャートは、14日午前8時30分現在のユーロドル相場の60足スパンモデルです。
右円枠内が示す通り、現在もなお、レジスタンスゾーン(赤色ゾーン)が出現しており、ユーロ売りシグナルが点灯中です。しかしながら、実勢レベルがレジスタンスゾーン下限ラインを上回って推移していることから、ユーロ売り圧力の減退、ユーロ底固さが示唆されます。
続いて、左円枠内が示す通り、遅行スパンはローソク足の上方に位置しており、陽転しているのが見てとれますが、同時に、レジスタンスゾーン下限ラインにぶつかっていることも分かります。このような局面では、陽転していることで、基調としてのユーロ買い優勢ではある一方で、遅行スパンを抑える力が働いており、ユーロ上値の重さが示唆することになります。
このように、「スパンモデル」は、ゾーンとの位置関係、そして、遅行スパンの位置を総合的判断することで、相場のトレンド性、勢いなどを簡単にチェックすることが出来ます。
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