突然、動き出したドル円相場を取り上げてみましょう。
添付チャートは、ドル円の、午前10時45分現在の60分足スパンモデルです。
円枠A内をご覧の通り、現在、レジスタンスゾーンが出現しており、ドル売り優位の局面であることが分かります。もっとも、実勢レベルはレジスタンスゾーン内にて推移しています。レジスタンスゾーン下限ラインを上回っていること自体、ドル底固さを示しているわけです。
一方、円枠Y内で示される通り、遅行スパンは陰転継続しており、基調として、ドル売り優勢局面であることが確認出来ます。
相場の基調を教えてくれる遅行スパンは重要な指標ですから、基本トレンドを見誤らないことが大切です。
尚、チャート内、左上方をご覧頂くと、今回のドル円の下落トレンドが発生したのは、先週末の米雇用統計発表直度の赤色矢印のタイミングであったことが見てとれます。
青色ラインと赤色ラインが同一の場合は、転換したと見なします。そして、このタイミングにて、遅行スパンが陰転したのも確認出来ます。(円枠X内)
以上より、現在、ドル底固いものの、基調トレンドとして、ドル下落トレンドに入っていると判断出来るわけです。
尚、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」の詳しい見方・使い方については、私の著書「マーフィーの最強スパンモデルFX投資法」をお読み下さい。
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