20110822USDJPY D Super Bollinger.GIF
添付チャートは、午前9時10分現在のドル円の日足スーパーボリンジャーです。
ドル円相場は、歴史的な水準に位置しており、為替介入が入る可能性もあることから、市場が神経質になっていることで、60分足よりも全体観を探る上で便利な日足を見てみましょう。いつもの60分足と違って、日足ですから、中長期的な相場を追うのに適しているからです。
まず、左円枠内が示す通り、遅行スパンがローソク足を下回って推移(陰転)しており、基調として、ドル売り優勢局面であることが分かります。
そして、右円枠内が示す通り、実勢レベルは、マイナス1シグマライン(緑色ライン)を上回って推移しています。ご覧の通り、8月9日以降、ドル円相場は、日足終値ベースにて、このマイナス1シグマラインを下回り続けてきました。
日足終値が同ラインを下回り続けることで、日足ベースでの巡航速度のドル下落トレンドが続いてきたわけです。
尚、このマイナス1シグマラインは、巡航速度の下落トレンドが続くかどうかの重要な判断基準となるレベルを示します。つまり、同ラインを上回って引ける場合、今までの巡航速度の下落トレンドが一旦は終了し、反転、上昇に向かう可能性が高まるわけです。
もっとも、遅行スパンが陰転している限りは、基調としてのドル下落トレンドは変わりません。
尚、「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」の詳しい見方・使い方については、私の著書「マーフィーの最強スパンモデルFX投資法」をお読み下さい。 
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