本日も、昨日に続き、ユーロドルを具体例として取り上げます。
添付チャートは、午前8時20分現在のユーロドル（EUR/USD）60分足スパンモデルスペシャルです。スパンモデルスペシャルとは、スパンモデルとスーパーボリンジャーを併せたものです。尚、添付のチャートは、通常のスパンモデルに、センターライン（薄青色ライン）、プラス・マイナス1シグマライン（緑色ライン）、プラス・マイナス2シグマライン（オレンジ色ライン）、プラス・マイナス3シグマライン（水色ライン）だけを追加した簡易型のスパンモデルスペシャルです。
以下、現時点での、幾つかの判断ポイントをご紹介します。
＜＜要点＞＞
ユーロドル相場は、60分足スパンモデルスペシャルにて、再度、ブル・ベアの分岐点に位置しています。つまり、目先、押しの高値を付けて反落に向かうか、それとも、ユーロ本格上昇トレンド入りするかどうかの瀬戸際に直面しています。総じて、レンジ相場特有のスパンモデルシグナル逆行パターンが見られる点、注目です。
＜＜幾つかの判断ポイント＞＞
■遅行スパンは、ローソク足やゾーンの上方を推移しており、中期基調として、ユーロ買い優勢を示しています。（中期トレンド方向、基調トレンド方向）
■スパンモデルシグナルは、ユーロ買いシグナルが点灯しています。そして、一旦は逆行と判断します。つまり、一旦は戻り高値を付けて反落しています。このように、総じて、レンジ相場の時には、スパンモデルシグナルの向きと逆向きの動きが生じやすい傾向があります。これを「逆行」と呼びますが、レンジトレーディングを行う際の強い武器となります。（青色矢印、赤色矢印に注目）
■実勢レベル（60分足）終値は、青色スパンの上方を推移しており、短期的に見て、ユーロ堅調な展開を示しています。（短期トレンド方向）
■短期的なトレンド方向やモメンタムを教えてくれるスーパーボリンジャーでは、現在、60分足終値がプラス1シグマラインの上方を推移しており、ユーロ本格上昇トレンドを示しています。（短期の判断）
＜＜今後の注目ポイント＞＞
■今後については、目先のユーロ高値を付けて反落するか、それとも、本格上昇トレンド入りするかどうかの瀬戸際に位置しています。それだけに、短期的には、60分足終値がプラス1シグマラインや青色スパンの上方を推移し続けていくかどうか、また、中期的には、遅行スパンが陽転継続するか等々が注目です。
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