こんにちは。
いつもご愛読ありがとうございます。
第150号の「記念メルマガ」をお届けします。
今回号で150号となったこと、大変感慨深いです。
2006年5月8日創刊以来、ほぼ毎週末に欠かさず発刊してきました。
途中、出張が重なったこと、体調を壊したこともありました。
しかし、それでも毎週何とか書き続けてきました。
その結果が、今週で150号となったと思っています。
読者の方がいらっしゃると思うからこそ、続けることが出来ました。
この「待っている読者の皆様の存在」がなければ続かなかったと思います。
人間、一人でいくら頑張っても続かないと、正直思う次第です。
これからも、どうぞ、宜しくお願い致します。(^^)
■まず、お知らせです。
2009年3月20日大阪セミナーのご案内です。
この度、「リアルタイム・トレードコーチングセミナー」を大阪にて開催します。
日本の祝日であり、海外マーケットはオープンしていますので、後講釈ではなく、
実際にリアルタイムに動く相場を前に解説させて頂きます。
滅多にない機会なので、ご参加お勧めします。
尚、終了後、懇親会もあります。
以下、日時、場所等です。
日時: 3月20日(金・祝)午後1時30分~3時30分 (開場1:15)
費用:無料
第一部 松島修の無料FX他セミナー大阪
http://www.fpnet-ec.com/products/detail.php?product_id=56

日時: 3月20日(金・祝)午後4時00分~6時00分 (開場3:45)
費用:20,000円
第二部 マーフィーのリアル・トレード・コーチング・セミナー大阪
http://xfine.info/seminar/mur/
リアルタイムに動く相場チャートを表示させながら、スパンモデル・
スーパーボリンジャーを使い、実践的なトレードを身に付けることが
できます。
場所 TWIN21 MIDタワー20F 第三(本)会議室
    大阪市中央区城見2-1-61
人数 36人
地図  http://www.mid.co.jp/imp/txt/access1.html

セミナー後、同じビル内で午後6時30分から懇親会(実費5000円程度)
を開催しますので、是非懇親会もご参加ください。
参加をご希望の方は、その他お問い合わせ欄に「懇親会参加希望」と
ご記入ください。
掲示板のニックネームをお持ちの方も、お問い合わせ欄にご記入ください。
懇親会だけ参加の方はハルさん haru3588358-fx@yahoo.co.jp へ参加表明
メールしてください。
開場には「エフピーネットFXセミナー」と表示されています。
両方参加される場合、できれば同じカートに入れてください。
その場合、第一部は1円として決済されますが、この1円の返金はありません。
■それでは、いつものようにマーケット解説です。
先週(9-13日)は、ドル円調整局面継続、ユーロドル堅調相場継続、ユーロ円堅調相場継続、ポンド円調整相場継続、スイス円調整相場継続、豪ドル円及びNZドル円相場堅調相場継続、カナダ円調整相場継続等となりました。
ポンドドルは軟調地合いながらも底固さを示した一方、ドルスイスはスイス中銀のスイス売り介入もあり、一時スイス安に転じたものの、さらなるスイス安にはつながりませんでした。豪ドル(対米ドル)、NZドル(対米ドル)も底固い動きをしたようです。
また、米ドルは対カナダでも上値重く推移し、カナダ高に振れました。
私自身、先週は全般に調整局面入りすること、そして、やはり全般にドル安局面に入ると予測していました。
その意味では、ドル円相場が一時は下げたものの、底固く推移したのは想定外でした。
もっとも、ユーロドルがようやく立ち上がってきたことは特筆すべき動きでした。
ポンド、豪ドル、NZドルも底固く推移したのは、やはり米ドルが全般に軟調に推移したからだと考えます。
ドルが対全通貨で軟調に推移する中、対円では底固く推移したことが、ユーロ円始め多くのクロス円相場が堅調に推移する原動力となったと考えられます。
特に、ユーロ円、豪ドル円、NZドル円が、ここ最近の高値を更新してきたことは注目です。
■繰り返しになりますが、私は、先週以降、ドル円相場が調整局面入りし、それにつれてクロス円相場も軟調地合いに推移すると読んでいました。
実際には、クロス円相場が予測以上に堅調に推移しました。
ただ、ドルが全般に軟調に推移するということで、ユーロドルなど欧州通貨、豪ドルなどの資源国通貨がしっかりと堅調な動きをしたことは思惑通りでした。
私が注目していた21日移動平均線を上抜いてきた通貨ペアに、ユーロドル、豪ドル、NZドルがあります。
例えば、ユーロドルは今年1月5日に21日移動平均線を下回って以降、3月11日に初めて上抜いてきました。
私は、この21日移動平均線を殊のほか重視しております。
一見単純な分析に見えますが、実は相場の本質、相場の摂理を示してくれていると私は思っています。
その為、私の相場分析手法の骨子の一つである「スーパーボリンジャー」でも、センターラインに21単位の単純移動平均線を使っています。
もちろん、時間枠に関係なく、「21」と言う単位は重要なことから、21時間線、21週線、21か月線も大いに参考にすべきラインです。
■相場の世界では、如何にして単純化出来るかが成功トレードを行う為の条件となると考えます。
「シンプル・イズ・ベスト」が生命線的に大切な考え方であると思います。
私が、このメルマガを過去150回に亘り書かせて頂いてきた中で、特に心がけてきたのは、とにかく「後講釈」を排除して、如何にして現在の相場の方向性を知ることが出来るか、そして、成功トレードを行う為の指針、情報提供でした。
中でも、相場を単純化して、即座に買いか売りかを判断することが出来る分析手法のご紹介に力を入れてまいりました。
私の分析手法である「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」は、世の中で広く人気のある「システムトレード」ではないかもしれません。
恣意的な判断を必要とする場面も多いからです。
しかしながら、かなりの部分で「ルール化」している分析モデルであるのは確かです。
敢えて申し上げますと、私は、そもそも、世の中の大半の「システムトレード」をあまり信用していません。
やはり過去の検証に基づいて、過去のある一定時期に好成績を残したことを「売り」にしていているものが多いからです。
過去データの「最適化」を通じて出来上がったシステムトレードが、今後の相場において、どこまで有効化どうかは、正直申し上げて、やはり「疑問」と言わざるを得ないのです。
「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」はシステムトレード風であるけれども、局面において、ある程度の恣意的な判断を必要とするトレードモデルと言って良いかもしれません。
究極のトレードモデルは、やはり恣意的判断を伴うものと言うのが私の考え方です。
ただ、隋所に「シンプル・イズ・ベスト」の考えを入れて、分析・判断そのものは単純化しています。
さもないと、実際のトレードに何ら役立たないからです。
■尚、私自身は、上記2つのトレードモデルに加えて、「時間・価格分析」を取り込むことによって、売買シグナルの信頼度を上げるようにしています。
特に、「時間分析」には重きを置いています。
買い(上昇トレンド)の時間帯、売り(下落トレンド)の時間帯を把握することによって、自分が入っていく相場にて、主に買い先行(上昇トレンドの場合)にするか、それとも売り先行(下落トレンド)にするかの判断をします。
買い(上昇トレンド)の時間帯であれば、買いシグナルの信頼性や有効性が高くなり、売り(下落トレンド)の時間帯であれば売りシグナルの信頼性や有効性が高くなるわけです。
さすがに、「時間分析」となると、システムトレードと言うわけにはいきません。
何故なら、大いに、熟練と根気を必要とする分析が主体となるからです。
しかしながら、自分自身は相場が大好きな人間ですから、一体、今現在の相場がどちらに進もうとしているのか、論理的に解明したいと常に思っています。
ですから、根気と熟練を必要とすること自体、大いに歓迎しています。
尚、「論理的」と申し上げたのは、相場の世界でも「相場学」のようなものがあると考えるからです。
私が尊敬する若林栄四氏はこう仰っています。
「私はかねてから『相場学』という言葉を提唱してきた。『経済学』でもなければ『金融学』、あるいは『財政学』でもない。まさに相場を深く研究するための学問、それが相場学である。」(黄金の相場学、若林栄四著)
氏は、既に65歳になられていますが、講演等で、未だにニューヨークと日本を頻繁に往ったり来たりするバイタリティ溢れる「相場師」でいらっしゃいます。
東京に戻られる度にお会いしていますが、相場をこよなく愛しておられるということがこちらにも実に鮮明に伝わって来ます。
ご自身もしっかりとポジションを持っておられ、一般の「相場講釈師」とは完全に一線を画しておられます。
正直、私は、相場から得るものは、利益だけではない、様々な真理、摂理の発見であると思っています。
ちょっと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、それが「人間の成長」に繋がるものだと心から思っています。
ですから、やはり、相場を探求することの意義は大いにあると考えます。
そう言えば、以前に「一目均衡表」原本を手にした時の感動は今も忘れません。
原本の中に頻繁に出てくる仏教に関する記述を読んで、仏教書も読み漁ったくらいです。
相場と共に、自分も成長したい、そう本心で思っています。
世のシステムトレードに関心が向かないのも、こういったことも理由の一つです。
■ところで、若林氏は、今現在も、自分の手でチャートを作成されている点も、学ぶべきものがあります。
正直、私は、かつては自分の手で幾つものチャートを手書きしていたのですが、いつの間にかパソコンチャートに頼り切るようになってしまいました。
今でも、一部の通貨ペアについては、実際の正確なデータを手入力してチャートを作成していますが、所詮はパソコン上での話です。
私の場合、日足以下の時間枠、すなわち、60分足、5分足、1分足等の分析を瞬時に行う必要があるため、どうしてもリアルタイムデータのパソコンに頼らざるを得ない実情もありますが、やはり、データの信頼性は時々心配になることがあります。
メリット、デメリット両方を考えた場合、パソコン上のチャートからの恩恵があまりにも大きいので、私は私のスタイルで行こうと思っています。
■ちなみに、氏は、「時間分析」の権威ですが、この過去数年においても「新たな発見」をしたと仰っていたのが実に印象的です。
「時間分析」はそれほどの熟練を要するものだと改めて痛感した次第です。
私は、私に出来る範囲で、今後も「マーフィー流時間分析」を皆様にお届けしていきたいと思っています。
この私の時間分析、「アクティベート時間・価格分析」を「スパンモデル」「スーパーボリンジャー」分析と併せることによって、絶大な力を発揮するものと確信しております。
今後も、皆様の投資に役立つ情報提供に努めつつ、自分自身もしっかりと相場を分析して、さらに成長してまいりたいと思っています。
どうぞ、益々「マーケットホームルーム」を愛して下さるようお願い申し上げます。
尚、今週号は、相場予測の部分は省略させて頂きますが、どうぞ、ご容赦下さい。
有料メルマガ、ブログ、その他にてお届けしたいと思います。
以上です。