添付のチャートは、21日午前10時20分現在のユーロドル相場の60分足スーパーボリンジャーです。
まず、円枠C内は、現在の実勢レベルの動きです。実勢ローソク足はプラス1シグマライン(緑色ライン)に支えられて上昇中であり、巡航速度の上昇トレンドに入っていることを示しています。尚、直近のユーロ買いのサインは、青色矢印の時点で発生しています。
円枠B内は、昨夜のユーロドルの動きを示しています。全般に相場が売られている中で、ユーロドルは、レンジ相場を続けていたことが読み取れます。
ユーロ下落リスクが高まったかに見えたものの、その時の遅行スパンを動きをみると、ブル・ベアの分岐点にいたことも分ります。
それは、円枠A内が示す通り、ユーロドルが円枠B内にて推移していた時に遅行スパンが実態ローソク足に絡む格好で推移していたことが見てとれます。
つまり、遅行スパンが実態ローソク足に絡むに過ぎず、陰転しなかったことから、結局、その後のユーロ続伸につながったと判断出来るわけです。
このように、60分足スーパーボリンジャーは、日中の動きのポイントをシンプルに教えてくれる有効なツールです。
尚、今後の注目点ですが、実勢レベルがプラス1シグマラインを上回って引け続けるかどうかです。同ラインを上回って引け続ける限りは、上昇トレンド継続である一方で、下回って引けると、一旦は、ユーロ下落リスクが高まり、調整局面を迎える可能性があります。
また、遅行スパンの位置にも注目です。陽転している、つまり、実態ローソク足を上回って推移する限り、60分足で見たユーロ上昇基調は変化ないということです。
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