ドル円相場の4時間足分析です。
添付チャートは、ドル円の4時間足をスパンオートシグナル(https://www.xfine.info/sauto/ ) で表示したチャートです。
以下、午前7時30分頃近辺での動きについて、スーパーボリンジャー部分、スパンモデルの部分に分けて、それぞれ解説します。
<スーパーボリンジャー>
現在は、遅行スパンが陽転しつつもローソク足に絡んでいることや、センターラインや各σラインの向きがほぼフラット方向であることから、往来相場であり、概ねレンジ局面の中にあると判断します。
トレード戦略は、レンジ局面としては、目先、カウンタートレーディングを行うか、相場の放れを待ってトレンドに乗るか、となります。
カウンタートレーディングの基本戦略としては、+1σラインから+2σラインにかけての価格帯は戻り売りゾーン、-1σラインから-2σラインにかけての価格帯は押し目買いゾーンとなります。
尚、トレンド発生の際の「相場の放れ」の条件は、
1)遅行スパンがローソク足から上放れる、もしくは、下放れる、
2)終値が+2σラインの上方にて引ける、もしくは、-2σラインの下方にて引ける、
3)バンド幅が拡大傾向に転じる(「エクスパンション」と言います)、
4)遅行スパンがローソク足のみならず、+-2σラインをブレイクすること、
等々です。
特に、初動における分かりやすい判断基準として、終値が+-2σラインの外側にて引ける時点でトレンド相場入りと確認すると分かりやすいです。
<スパンモデル>
まず、背景色が、薄青色であることから、赤色スパンが陽転中です。すなわち、長期的には、上昇基調であり、買い優勢を示しています。
ただし、赤色スパン陽転時の猶予期間中につけた高値ラインが上値レジスタンスとなっており、現時点では、逆行パターンの売りサインが点灯中ですが、最終ターゲットである-2σラインにはすでに到達済みです。
また、青色四角枠が出現しており、買いシグナルが点灯中です。
ただし、買いシグナル点灯時の猶予期間中につけた高値ラインが上値レジスタンスとなっており、現時点では、逆行パターンの売りサイン点灯中です。
このように、レンジ相場の地合いの中では、スパンモデルシグナルや赤色スパンの逆行パターンのサインが頻発することが多いです。そのため、高値圏での売りや安値圏の買いのチャンスを捉えるには効果的です。
★尚、スーパーボリンジャーは、価格的要素を重視し、より短期の判断、スパンモデルは、時間的要素を重視し、より長期の判断となります。また、スパンモデルシグナルは、より短期の判断、赤色スパンは、より長期の判断となります。