今週は、具体例として、豪ドル円相場を取り上げています。
添付のチャートは、本日3日午前10時00分現在の豪ドル円相場の60分足スパンモデルです。
右円枠内は、直近の実勢レベルローソク足の推移、左円枠内は、それに応答する遅行スパンの動きです。
実勢レベルローソク足が昨日来、サポートゾーン上限ラインを下回って下落する兆候を示していましたが、遅行スパンが陰転しきれなかったことが下落本格化につながらなかった要因と考えます。
確かに、遅行スパンは、実態ローソク足を下回りかけていましたが、サポートゾーンに支えられる動きが見られました。このように、遅行スパンは、実態ローソク足との位置関係だけでなく、ゾーンとの位置関係もチェックすることが肝要です。
このように、スパンモデルは、ゾーンの色の変化、実勢レベル終値と、ゾーンの上限、下限ラインとの位置関係、そして、遅行スパンの位置関係を見るだけで、トレンドの有無と方向性、さらにトレンドの勢い(モメンタム)を瞬時にチェックすることが出来ます。
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